タクシーで稼げる人と稼げない人の違い|月50万以上稼ぐ人が行う5つの習慣とテクニック

タクシーで稼げる人と稼げない人の違い|月50万以上稼ぐ人が行う5つの習慣とテクニック
もくじ
稼げる人と稼げない人はズバリここが違う!
私たちはなぜ、タクシードライバーとしての稼ぎ方に執着するのか?
得られる収入がこれだけ違う
仕事に費やす時間がこれだけ違う
待遇の違いが明確になる、タクシードライバーの基本的な売上と給料の仕組み
タクシーで稼ぐ人は『実車率』にこだわっている
そもそも実車率とは?
実車率の高いAさんのケース
実車率の低いBさんのケース
AさんとBさんの大きな違い
『実車率が高い』=『効率良く稼げる』
これこそがタクシーのうまみを最大限に引き出す!
効率を良くするための基本的な考え方
まずは『回数』をとにかく増やす
回数が増えた後で『単価』を意識する
稼げる人が行う5つの習慣
常に『立ち回り』を意識している
常に『情報収集』に余念がない
常に『360度』周りを見ている
常に『コミュニケーション』を大事にしている
常に『改善(PDCA)』を心がけている
稼げるタクシードライバーの隠れたテクニック
流し営業でのテクニック
付け待ちでのテクニック
意外と忘れてしまいがちなのが『メンタル』の維持
ストレスを抱えながら仕事をすると・・・
ストレスなく仕事をすると・・・
稼げないドライバーにならないために知っておいてほしいこと
仕事に対して不真面目に向き合っている
営業エリアが狭い
健康管理ができていない
さらに稼いでいる人はここまで徹底している!
一分一秒の使い方にこだわる
あえて『ローカルな場所』へ出向くことも
稼ぐためには兎にも角にも環境が大事

『タクシーで稼げる人と稼げない人は、なぜそこまで売り上げに差が出るのか?』
『同じ東京というエリアで仕事をしているのに、何がどう違って差が生まれてしまうのか?』

タクシードライバーとして働いていく内に、そういった疑問を持つことは多いと思います。

また、普段から私たちのもとには、

『タクシーに興味はあるけど、本当に稼げるようになるのかが不安です・・』
『すでにタクシーを始めているが、周りと比べて稼げてない気がして不安です・・』

という方々からのご相談がとても多いです。

こういった方々のお悩みを解決するために、私たちが何かできることはないかと思い、今回はこの記事を作成することにしました。

 

『タクシーで稼げる人と稼げない人の違い』

そして、

『毎月コンスタントに50万以上稼いでいる人が行う5つの習慣やテクニック』

について徹底的にお伝えしていきたいと思います。

この記事をみていただければ、稼ぐための糸口がきっと見つかるはずです。

稼げる人と稼げない人はズバリここが違う!

稼げる人と稼げない人はズバリここが違う!

まずはじめに、私たちが考える、

『タクシードライバーとして稼げる人と稼げない人の違い』

について、ズバリお伝えしたいと思います。

それは、

『効率の良さを考えられるかどうかのマインドの違い』

です。

最低限のノルマをこなし、なんとなく売上を出しながら営業を行うのか

それとも、

努力次第で自分を幸せにできるタクシーという仕事に、真剣に向き合っていくのか

テクニックではなく、こうした心の持ち方の違いが、稼げるか稼げないかを決めていく大きな要因だと私たちは考えます。

タクシーという仕事においては、それが自分のもとに『収入』という形ではね返ってきますし、時間にゆとりもできたりして、人生がどんどんと豊かになっていくからです。

そしてそれは、意識次第で誰にでも可能なことなのです。

タクシーという仕事の素晴らしさに、もしもこの記事であなたに気づいていただけるのであれば、私たちは心から嬉しく思います。

私たちはなぜ、タクシードライバーとしての稼ぎ方に執着するのか?

私たちは、東京タクシードライバーとしての稼ぎ方という部分において、非常に研究をしています。

その中で、稼げる人と稼げない人では、違う仕事と言っても過言ではないぐらいに待遇やライフスタイルが変わってくる事を知っています。

まずは、

『稼げる人』と『稼げない人』がこれだけ違うのかという事を下記にざっとまとめておきます。

得られる収入がこれだけ違う

『稼げる人』と『稼げない人』

まず、タクシードライバーとして『稼げる人』と『稼げない人』では、もちろんですが、得られる収入が大きく変わってきます。

会社ごとの歩合率によっても異なりますが、

このように、稼げる人と稼げる人では、なんと300万円以上もの差が出る可能性があるのです。

ではなぜ、ここまで大きな差が出てしまうのでしょうか?

それについては、このあと詳しくご紹介していきますが、実は、

『効率的に稼ぐための考え方の違い』

だけだったりもします。

その違いに気づき、少しずつ行動に移していくことで、あなたも稼げる人の収入を得ることは十分可能になります。

仕事に費やす時間がこれだけ違う

効率よく稼げる人 : 効率よく稼げない人

稼げる人と稼げない人の違いは、得られる収入だけでなく、

『仕事に費やす時間』

も大きく違ってきます。

これはいったいどういうことなのでしょうか。

こちらの表をご覧ください。

例えば、同じ売上をあげたとしても、

効率の良い人は短い時間で済むのに対し、効率の悪い人は、より長い時間働き続ける必要があるのです。

短い時間でより多くの売上が出せれば、さらに時間を使っていくことで、その分売上は右肩上がりになっていきますよね。

しかも、稼げる人は効率良く売上を出していきますから、仕事に費やす時間が増えたからといって、より重労働になるわけではありません。

稼げば稼ぐほど楽になる。

これも、タクシードライバーとして稼げる人と稼げない人の大きな違いだといえるでしょう。

なぜこれだけの違いが出てくるのかについても、このあと詳しく解説していきます。

待遇の違いが明確になる、タクシードライバーの基本的な売上と給料の仕組み

ご存知の方も多くなってきましたが、タクシーの基本的な売上と給料の仕組みについて、お伝えさせていただきます。

タクシーの給料は基本的に、歩合制です。

その計算式は、以下のようになります。

 <平均単価×1日の営業回数=1日の売上> 
 <1日の売上×1ヶ月の営業日数×歩合率=1ヶ月月の給料> 

これだけだと分かりづらいかと思うので、例を挙げてみたいと思います。

例えば、

平均単価が1,500円(乗車したお客様に頂いた金額の平均が1,500円)
1日の平均営業回数が40回(1日にお客様を乗せた回数が40回)
1ヶ月の営業日数が13日(1ヶ月に出勤した回数が13日)
歩合率が60%(お勤めになる会社の定める歩合率が60%)

のケースで考えてみると分かりやすかと思います。

このケースでの計算式は、以下のようになります。

 <1,500円×40=6万円(1日の売上)>
<60,000円×13×60%=46万8千円(1ヶ月の給料)> 

このケースでは、1ヶ月の給料が46万8千円となりました。

タクシーの給料はこのように、出した売上を会社ごとの歩合率で計算して導き出されます。

また、年収を知りたい場合には、以下のように計算することができます。

46万8千円(1ヶ月の給料)×12ヶ月=561万6千円(年収) 

歩合率が60%の会社に所属し、1日60,000円の売上で13日出勤をしたこちらのケースでは、年収は561万6千円ということになります。

これが、タクシードライバーの基本的な売上と給料の仕組みです。

タクシーで稼ぐ人は『実車率』にこだわっている

タクシーで稼ぐ人は『実車率』にこだわっている

それではここから、稼いでいる人が大事にする考え方や具体的なテクニックなどについて、ご紹介させていただきます。

大前提として、効率よく稼いでいくためにまず大切にすべきことは、

『実車率を高めること』

です。

ここは絶対に覚えていただきたい大切なポイントですので、ぜひご参考にしていただければ嬉しく思います。

そもそも実車率とは?

まず、『実車率』という言葉の意味からご紹介していきます。

実車率とは、

 実車距離÷総走行距離=実車率 

という計算式で表されます。

実車距離とは?・・・実際にお客様を乗車させて走行した距離
総走行距離とは?・・・一日の営業で走行した全距離

例えば、

総走行距離→300km
実車距離→180km

のケースで考えてみましょう。

このケースでは、

 

 180(実車距離)÷300(総走行距離)=0.6(実車率) 

という計算式が成り立ちますね。

この計算結果から、この方の実車率は60%という数値になりました。

実車率が60%ということは、全走行距離の半分以上でお客様を乗車させており、無駄な走行をほとんどせずに営業していることがわかります(60%を超えてくると、実車率が良いといえます)。

下の見出しでは、

実車率が高いAさん(実車率60%)

実車率の低いBさん(実車率40%)

を例に、実車率の違いがどのようなことに影響してくるのかについて、ご紹介していきます。

実車率の高いAさんのケース

まずは、実車率が60%という高さで営業を行うAさんのケースです。

実車率が60%ということは、

『お客様に降車してもらった後、またすぐに新しいお客様を乗せることができている』

といった、とても効率のよい運行ができているといえますね。

そのため、少ない時間でも着実に売上を上げていくことが可能となります。

実車率の低いBさんのケース

次に、実車率が40%という数値で営業を行うBさんのケースです。

実車率が40%ということは、

『お客様を降車させてから次のお客様に乗車してもらうまでの時間が長い』

ため、無駄な走行が多く、Aさんと同じ時間走行したとしても、売上が思ったより上がらない可能性が高いです。

例えば、AさんとBさんが同じく6万円の売上を目標としていた場合、どちらが先に6万円に到達するのかというと、もちろん実車率の高いAさんということになりますね。

AさんとBさんの大きな違い

AさんとBさんの大きな違い

それでは、実車率が60%のAさんと、実車率が40%のBさんでは、実際にどのような違いが出てくるのでしょうか?

それについて、具体的な数字でお伝えしたいと思いますので、まずはこちらの表をご覧ください(両者とも総走行距離は300km、1kmあたりの運賃は約350円として計算しています)。

13勤務

このように、実車率が60%と40%では、一日の実車距離に60kmもの差があり、売上に関しては、なんと21,000円も変わってきます。

これを、一ヶ月13勤務として考えると、以下のような計算になります。

このように、一ヶ月の売上の差は、なんと27万円以上にもなることがわかります。

仮に、この会社の歩合率が60%だとすると、

273,000円(一ヶ月の売上の差)×60%(歩合率)=16万3千8百円 

となります。

つまり、実車率60%のAさんと、実車率40%のBさんでは、同じ時間だけ働いたにもかかわらず、

『Aさんの方がBさんよりも、16万円以上も給料が多くなる』

ということがわかります。

実車率の高さがいかに大きな影響を与えるかが、お分かりいただけたでしょうか・・・。

 

『実車率が高い』=『効率良く稼げる』

『実車率が高い』=『効率良く稼げる』

このように、実車率を高めることができると、それに比例して売上も上がっていきます。

稼げる人は、この実車率を高めることに対して一切の妥協がありません。

これこそがタクシーのうまみを最大限に引き出す!

つまり、

『効率を良くすることが、タクシーのうまみを最大限に引き出す』

と言っても全く過言ではありません。

それほどまでに、実車率を高めることは、効率良く稼いでいくために、とても大切な要素になってきます。

また、タクシーにはまだまだ悪いイメージが少なくありませんが、その理由の一つに、『体力的にかなりキツイ仕事だから』というものがあります。

そういったイメージに対しても、効率良く業務を行うことにより、短い時間でより多くの売上を出すことが可能になるため、むしろ

『休む時間も増え、かつ収入も上がっていく』

という理想的な状態を作っていくこともできます。

長い時間をかけて収入を上げるのではなく、実車率を上げ、より短い時間でより多くの収入を得ていく。

このように、効率よく業務を行っていくことは、突き詰めていくと、良いことしかありません。

これがタクシーの大きな魅力の一つであり、効率良く働くということは、そんなタクシーのうまみを最大限に引き出す働き方だといえるのです。

効率を良くするための基本的な考え方

タクシーで稼いでいくためには、上記でも解説したとおり、実車率の高い営業がものすごく重要です。

実車率が高くなれば、結果的に、効率良く売上を上げることに繋がっていくからです。

それでは、実車率を高めて効率良く稼いでいくためには、いったい何をしたらよいのでしょうか?

ここではその方法について、もっとも大切な2つをご紹介していきます。

まずは『回数』をとにかく増やす

まずは、実際にお客様に乗車していただく『回数』を増やすことを意識しましょう。

回数が増えるということは、お客様を乗せずに走行する時間を減らすことができ、かつ、常にお客様が乗車している状態を保てるため、結果的に

1.実車率がアップする
2.実車率のアップに比例して売上も高くなっていく

という好循環が生まれていきます。

そして、回数を増やせるようになれば、安定した売上を出せるため、底ブレをせず毎回の営業に安定感が出てきます。

目安としては、40回を目指していきましょう。

それを達成できれば、あとはもう『売上をどう伸ばしていくか』を考えていくだけになります。

最速で稼いでいくために、まずは乗車回数を徹底的に意識して効率を上げていきましょう。

回数が増えた後で『単価』を意識する

お客様の乗車回数が増えてきた段階ではじめて、『単価』を意識していきましょう。

先ほどもご紹介したとおり、目安としては、

『回数が一日40回を超えてるようになってから』

です。

なぜ40回が目安かというと、東京タクシーの平均単価(お客様が使う平均単価)は1,500円と言われていますが、もしも一日の乗車回数が40回でキープできれば、

40(一日の乗車回数)×1,500(平均単価)=6万円(一日の売上) 

となり、一日6万円という売上のベースができあがります。

6万円というベースができあがれば、先ほどもご紹介したように、年収が600万円近くまで上がっていきます。

さらに、その後は底ブレをすることがなくなるので、あとは単価を上げることのみに力を入れられるようになります。

このように、売上のベースができた段階で単価を意識していけば、一日の売上を7万〜9万へと上げていくことも可能になり、それに伴って年収も上がっていきます。

多くのタクシードライバーの実績を経た上で、これが最速で稼いでいくために最適な流れではないかと私たちは考えていますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。

稼げる人が行う5つの習慣

稼げる人が行う5つの習慣

それではここから、稼げる人が必ず行う5つの習慣と題し、

『稼げる人はどんな習慣の中で営業をしているのか』

について、ご紹介していきます。

常に『立ち回り』を意識している

拠点営業

タクシードライバーで稼いでいる人は、常に『効率の良い立ち回り』を行っています。

効率的な立ち回りとは、お客様を降ろした後、またすぐに次のお客様を乗せることを指します。

そのため、立ち回りが良くなると、お客様を乗せて走行する時間が長くなるため、非常に効率よく稼ぐことができるんですね。

例えば、立ち回りの良さを分かりやすく解説するために、タクシードライバーの中に存在する2つのパターンについて、ここでご紹介します。

それは、『拠点営業』と『行った先営業』です。

拠点営業

まず、拠点営業とは何かというと、

『自分の得意な地域を決め、そこをベースに営業をしていく』

というスタイルです。

行った先営業

図のように、一つの拠点(得意な地域)を持ち、別の場所でお客様を降ろすと、また自分の拠点に戻ってから営業をするので、

『拠点に帰る時間が大きなロスになってしまう』

というデメリットがあります。これでは効率が悪いですね。

行った先営業

一方で、『行った先営業』スタイルは、とても効率が良いといえます。

図のように、行った先営業のスタイルは、お客様を降ろした場所でまた新たにお客様を乗せ、無駄なく東京都内の繁華街を立ち回る営業方法です。

拠点営業とは異なり、得意な地域へ戻るためのロスタイムがなくなるので、効率的に売り上げを出していくことができます。

稼げる人はこの行った先営業のように、常に立ち回りを意識した営業を行っています。

立ち回りは戦略的に考える必要がある

東京のドライバーは、東京23区・三鷹市・武蔵野市と広い範囲で営業を行うことができますが、立ち回りによって売上が大きく変わるため、戦略的に考える必要があります。

より細かなお話になりますが、実際に稼いでいるドライバーは、東京23区内でもさらに都心である港区、千代田区、中央区を中心に営業をしています。

中には

『世田谷区だけを極めしドライバー』
『新宿区のスペシャリスト』

など、ニッチな部分に目を向けるドライバーもいますが、そういった方々は気合いと根性で営業をしているだけなので、時間効率が悪く、体への負担も大きいです。

戦略と聞くとなんとなく難しく感じますが、実はタクシーで稼ぐために必要な戦略はとてもシンプルです。

立ち回りもその『戦略』の中の一つであり、稼げる人は常に立ち回りを意識した営業を行っています。

常に『情報収集』に余念がない

一般道路や高速道路の渋滞情報

タクシードライバーの営業範囲はとても広く、例えば、東京のタクシー会社であれば、

東京23区
三鷹市・武蔵野市

が営業範囲になります。

となると、同じ東京都内であれば、

『何時から何時の間にどの地域にお客さんが集まるのか』

といったことを知っていれば、時間ごとに確実な売上が出せるため、非常に強いですね。

また、それ以外にも、

一般道路や高速道路の渋滞情報

天気予報

天気予報

曜日や時間帯ごとの渋滞情報
電車の運行情報(遅延、見合わせなど)
イベント情報
周りのタクシーの動き

こういった情報収集をしていれば、走行ルートもその都度変わってきますし、その状況に合わせた適切な営業を行うことができます。

有力な情報を知っているということはこのように、

どこに行けば売上を出せる
この時間にはあそこにお客様がたくさんいる

というデータを元に、確実にお客様を乗せることができるため、売上を伸ばすことに直結していきます。

稼げる人というのは、この情報収集にも一切の余念がありません。

常に『360度』周りを見ている

常に『360度』周りを見ている

稼げる人は、常に360度周りを見ています。

反対車線にお客様はいないか
→Uターンをして乗せられる可能性あり

後ろから近づいてくるお客様はいないか
→あえてその場で待って乗せる

前を走るタクシーにお客様は乗っているか
→乗っていた場合、仮にお客様がいても前のタクシーに乗ってしまう

そもそもこの地域に人は多いか、少ないか
→人が少なければ、営業を行っても乗せられる可能性が低い

などといったことが挙げられます。

目の前のことだけでなく、広く周りに目を向けることで、普段は気づけないことにも気づけるようになりますね。

人は、『意識したものしか見えない』生き物といわれています。

これをタクシーという仕事で言い換えれば、

『お客様や他のタクシーの姿が、常に自分の頭の中にあるかどうか』

で、いかにお客様を乗せられるが決まってくるということです。

稼げる人は、ここに意識を集中し、常に360度周りを見て営業を行っています。

常に『コミュニケーション』を大事にしている

稼げる人は、お客様を見つけることだけではなく、実際にお客様を乗せてからのコミュニケーションも大事にしています。

私も日々感じていますが、年上の方であれ、年下の方であれ、気持ちの良い接客をしていただくと、とても嬉しい気持ちになりますし、『また来たいな』という気持ちも出てきます。

タクシーという仕事においては、お客様に喜んでもらうことで、

『駅まで』が『自宅まで』に変わって走行距離が伸びる
『ホテルまで』が『空港まで』に変わって走行距離が伸びる
『また次回も送ってほしい』と言われ、固定客になる
片道ではなく往復営業になる可能性がある

などが起こることも多くなり、それによって自然と売上も伸びていきます。

また、それだけでなく、お客様からクレームをもらう確率が下がり、常によい精神状態で業務を行うことが可能になります。

お客様とのコミュニケーションにはこのように、お客様にとっても、そして自分自身にとっても、とても良い影響を与えていくのです。

稼げる人はそれを知っているため、ここにもしっかりと力を入れて営業を行っています。

常に『改善(PDCA)』を心がけている

常に『改善(PDCA)』を心がけている

稼げる人が必ず行う5つのことの最後は、『常に改善(PDCA)を心がけている』という点です。

PDCAとは、

Plan(計画)
Do(実行)
Check(チェック)
Ask(改善)

のことです。

具体的には、

Plan→乗務のたびに一つ新しいプランを立てる
Do→それを乗務中に試してみる
Check→毎日出る日報をのコピーをとって確認する
Ask→1日の売上を勤務時間で割って一時間単位の売上を導き出す

といったことですね。

稼げる人は、意識的にしろ無意識的にしろ、こういった実践と改善を繰り返しています。

また、いまは稼げない方もこういった事を繰り返していく内に、稼げるようになる事例をいくつも見てきました。

未経験から3カ月間でトップドライバーまで育つような方も、必ず行っている習慣の一つです。

これらを行うことで、

1.売上のベースが上がり、
2.底ブレをする可能性も少なくなって、
3.結果的に売上げアップする!

という素晴らしい流れになっていきます。

そうなれば、給料を高い水準で安定させることも可能になりますね!

稼げるタクシードライバーの隠れたテクニック

稼げるタクシードライバーの隠れたテクニック

それではここから、稼ぐ人が行っている実践的なテクニックについて、ご紹介していきます。
(とても書ききれる量ではないため、より細かなテクニックについては、別記事で詳しくお伝えさせていただきます!)

流し営業でのテクニック

流し営業

流し営業とは、道路を走行しながらお客様を見つけることをいいます。

この流し営業で有効なテクニックは、主に以下の5つです。

複数車線ではキープレフト(常に左側を走行する)
→右側ではお客様を乗せることができない

信号待ちは必ず左車線の先頭で止まる
→ここが最も大事な乗車テクニック

ゆっくり走行する

 

 

ゆっくり走行する
→路地から出てくるお客様に気づけたり、すぐに止まることができるため、お客様を乗せやすい

 

アイコンタクト

 

 

アイコンタクトをとる
→他に空車のタクシーがあっても、こちらに乗ってくれる可能性が上がる

 

空車時に右折はしない

 

 

空車時に右折はしない
→右折をしてもお客様を乗せられず、かつ事故のリスクが高まる

 

これらは基本的なテクニックですが、意外とできていないドライバーは多いです。

つまり、これらがしっかりとできるだけで、他を圧倒する売上を出すことも十分可能になります。

付け待ちでのテクニック

付け待ち

続いて、付け待ちの際のテクニックです。

付け待ちとは、ある特定の場所で停車をし、お客様が乗車されるのを待つことをいいます。

ここでは、付け待ちの際の3つのテクニックについて、簡潔にご紹介します。

ブレーキランプの法則を使う
→付け待ちをしている最後尾のタクシーがブレーキを踏んでいるのか、パーキングに入れているのかで、その乗り場の回転スピードが分かる

個人タクシーの数を確認する

個人タクシーの数を確認する
→個人タクシーの動くをよく見る

損切りの速さを意識する
→付け待ちをしてから15分以内に乗るかどうかが判断基準

 

これらができていれば、売上のベースは自然と上がっていきます。

意外と忘れてしまいがちなのが『メンタル』の維持

ここまで、稼げる人が常に意識していることや、具体的なテクニックについてご紹介してきました。

ここで注意しなければいけないのが、テクニックばかりに目が行き過ぎたことで、メンタルの維持がおろそかになってしまうということです。

ここは意外と忘れてしまいがちなので、しっかりと目をお通していただければ幸いです。

ストレスを抱えながら仕事をすると・・・

いくらテクニックを覚えたとしても、ストレスを抱えながら仕事をすると、どうなるでしょうか・・・?

もしかすると、このような悪循環に陥ってしまうかもしれません。

1.落ち着いた仕事ができない

2.周りや自分の売上に振り回される

3.接客が雑になり、道を間違える

4.お客様からクレームが入り、さらに疲弊していく

5.売上が上がらず無茶をしてしまう

6.事故や違反を起こしてしまう

7.タクシーを辞めたくなる

ストレスを抱えることはこのように、たとえテクニックがあったとしても、それはほとんど意味がなくなってしまうのです。

ストレスなく仕事をすると・・・

一方で、ストレスを抱えることなく仕事をすることは、このようなメリットがあります。

1.周りに振り回されず自分のペースで仕事ができる

2.常に集中して営業を行うことができる

3.時間や単価のコントロールができる

4.お客様を見逃すことがなくなる

5.底ブレせず、売上が上がる

6.事故や違反のリスクが減る

7.タクシーの仕事が楽しくなる

8.売上がさらに上がる

ストレスなく仕事をすることは、自分だけでなく、お客様にも良いサービスを提供することができるため、仕事を楽しみながら売上を上げていくことができるのです。

稼げないドライバーにならないために知っておいてほしいこと

ここまで読んでくださったあなたには、間違っても稼げないタクシードライバーにはなってほしくありません。

そのために、今現在もタクシー業界に数多く存在する稼げない人の特徴について、主な3つをご紹介します。

仕事に対して不真面目に向き合っている

稼ぐためにはどうすればよいかを常に考えているドライバーに対し、

回転の良くない場所でタバコを吸ってすぐに休む
出勤時間もバラバラで、自分のスタイルを持っていない
行き当たりばったりの営業を行っている

など、稼げない人は、このような行動をとることが多い傾向にあります。

このようなことをしてしまう原因としては、

最低限のノルマさえこなせば最低限の給料がもらえる
自由な仕事なので、誰からも指示されない

などがあると考えられます。

より多く稼いでいくためには、業務に対して真面目に取り組むことが絶対に必要ですし、それができれば、自分にとってもプラスになることがたくさんあります。

努力次第で収入が上がり、結果的に自分の生活を豊かにすることができるのは、タクシーという仕事の大きな魅力の一つだと私たちは考えます。

営業エリアが狭い

広い営業エリアをもつ稼げる人に対し、稼げない人は、狭い営業エリアだけで仕事をしてしまいがちです。

これでは、限られた場所でしか売上を出すことができず、先ほどご紹介した『行った先営業』を行うことができません。

営業エリアが狭くなるということは、お客様の数もそれに伴って少なくなります。

結果として、売上があがらず、給料も上がらないということに繋がっていきます。

健康管理ができていない

健康管理ができていないということも、稼げない人に共通する特徴の一つです。

例えば、

自分の健康状態を把握できていない
休憩をとらずにぶっ通しで営業を続けてしまう
出勤の前日にもアルコールをとり過ぎてしまう

などが挙げられます。

健康管理ができなければ、営業にも力が入らなくなったり、お客様への対応も雑になったりするため、もちろん売上もあがらなくなりますし、お客様からのクレームも多くなるでしょう。

また、健康管理ができていないということは、交通事故や違反のリスクも高まります。

売上だけでなく、健康管理にも気を配れる人は、結果的に良い走行や接客を行うことができ、売上もそれに伴って上がっていきます。

さらに稼いでいる人はここまで徹底している!

さらに稼いでいる人はここまで徹底している!

稼げる人はこのように、細かなところまでしっかりと気を配り、常に改善を繰り返しています。

その努力は、必ず自分のところに売上としてはね返ってくるため、タクシードライバーとして稼いでいくために、ぜひ意識していきましょう。

最後に、『さらに稼いでいる人はここまで徹底している』という事実について、事例とともにご紹介していきます。

一分一秒の使い方にこだわる

一分一秒の使い方にこだわるということは、具体的にはどのようなことでしょうか?

それについて、タクサポアドバイザーの考え方を、一つご紹介します。

1時間の売上目標を3千円に設定した場合、まず1,000円の売上を出すために必要な実車時間はおよそ7分、21分の実車時間で3千円の売上になる。

残りの39分をどう使うか・・。

1,000円のお客様を3組乗せるのであれば、1組に使っていい空車時間は13分、流し営業で13分使うのか、付け待ちで13分使うのか、この場合はどちらがよいか。

この時間のこのエリアは、流しでも十分お客様を乗せることができるから、今回は流しで13分を使い切ろう!

このように、

今ある時間
今いるエリア
時間帯

などを考えて、その場その場で最善の答えを出せるよう一分一秒にこだわって、業務を行っています。

ここまで徹底しているタクシードライバーは、そう多くはありません。

つまり、ここまで考え抜くことができれば、他のドライバーの一歩先を行くことができるということです。

あえて『ローカルな場所』へ出向くことも

平日とは違い、土曜日や日曜日は、都心部よりもローカルでの買い物や食事、飲み会などに出ている人が多いこともあります。

そのため、土日に関しては、都心から離れた際はすぐさま都心に戻るより、行った先のローカルな場所で営業する方が、より効率良く稼げる場合があるのです。

または、土日には結婚式が行われることが多いため、

表参道
青山
代官山

などの結婚式場の場所を押さえておくと、とても有利ですね。

関連記事:年収800万以上!タクサポアドバイザーの1乗務の成績が凄い…

こちらは、タクサポアドバイザーの、実際の1乗務の成績をご紹介した記事です。

タクシーで稼ぐ人はどのように考え、また、何を行っているのかが詳しく記載してありますので、ぜひ合わせてご覧ください。

稼ぐためには兎にも角にも環境が大事

稼ぐためには兎にも角にも環境が大事

今回の記事では、

『タクシーで稼げる人と稼げない人の違い』

について、記事を書いてきました。

タクシードライバーとして稼いでいくために、これらは抑えていただきたい内容ですので、ぜひこの記事の内容をご参考ください。

また、タクシードライバーとして稼いでいくためには、

『どのような会社で働くか』

もとても重要になってきます。

会社によって歩合率が違ったり、労働条件などが変わってくる可能性があるからです。

私たちはそういったサポートを妥協なく行っていますので、一度私たちにお気軽にご相談いただければと思います。

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