お伝えしたように、神田エリアには、ビジネスマン、買い物客、病院へ行く方など、幅広いジャンルのお客様がいる街です。
買い物客の場合には、買い物が終わったあとに家までお送りするというケースもよくありますし、ビジネスマンの場合には、普段から仕事の移動などで、タクシーに頻繁に乗っていることが考えられます。
こういったケースでは、お客様がいつも使うお客様なりのルートを持っていることが多いと考えられるため、目的地を聞いた後に必ず、「お客様自身のご希望のルートを」お聞きしましょう。
これを聞かずに、自分なりのルートで向かってしまったり、目的地をナビに入れて走行してしまったりすると、いつもより料金が高かったり、余計な時間がかかったりして、お客様からクレームをもらってしまうなどのトラブルにも発展しかねません。
ですので、これは神田エリアに限ったことではなく、どのエリアでも共通のことなのですが、目的地を聞いたあとには必ず、
「ご希望のルートはございますか?」
などと一言添え、もしもない場合には、こちらからルートを提案し、目的地まで走行するようにしてください。
たとえ、お客様がタクシーに慣れていない人であっても、ドライバーの勝手な判断でルートを決めるのは、あまり誠実とはいえません。
ですので、どのエリアでも同様に、お客様に希望のルートをお伺いするというのは、ぜひ徹底してください。
また、もしも新人の頃などで、道がわからない場合には、自分の知識レベルを事前にお伝えすることも大切です。
その結果、
「わからないならいいや」
と言って、別のタクシーに乗り換える人も中にはいますが、わからないまま走行し、後々トラブルに発展するよりはずっとましです。
目的地まで安全に送り届けることはもちろん、お客様に気持ちよく乗車していただけるように、こうした細かいところまで徹底するようにしていきましょう。
売上を上げているドライバーは、こうしたところまで抜け目なく徹底している傾向にありますので、ぜひ頭に入れておいてください。