(追記済み)東京都のタクシードライバーの料金が410円に改定したので、ドライバーの給料がどうなるのか早速調べてみた。

東京のタクシー料金が値下げです!!!この先どうなるの?!

 

おいおい!値下げだってよ!給料が減ってしまうのかなぁ…

なんて声が聞こえてきそうなニュースが2016年12月20日に僕の目に飛び込んできました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161220/k10010812811000.html

↑この記事です。

この記事を見ると、

東京都23区のタクシー料金がワンメーター730円から410円に変更されてしまうと書かれています。

もちろん、重要なのはただ単に値下げをするわけではありません。

今まで、ワンメーターの距離は2キロだったのですが、

今回の改定ではワンメーターが1.052キロ(ほぼ一キロ)になったのです。

その変わり、6.5キロ以上になると逆に料金は上がっていくそうです。

要は…

ラボ君
タクシー業者「初乗り料金安くする代わりに、今までと同じ距離走ったら少し高めになるからよろしく^^」

 

的な感じです。

 

我々ドライバーにとってはメリットもデメリットも存在しますが、

この改定によって我々ドライバーとすると

どっちの要素の方が強いのかを僕なりに分析し、調べてみました。

歩率の要素が高いタクシードライバーとしてまず何が気になるかと言えば

 

・自分たちの売上がどうなるのか?

・自分たちの給料はどうなってしまうのか?

 

ですよね?

 

料金改定というのは、我々の給与に直に関係していきますので僕の記事を見てからも冷静に判断していただければと思います。

僕もこの件に関しては20日に知り、早速色々な角度から調べてみたのですが、

結論から言うと、そんなに不安にならなくても良いみたいなので安心しました。

むしろ我々ドライバーとしての見解は、売上は上がるのではないのかなとの見方が強くなりました。

※実際の数字については今後の検証をしなければいけないと思いますので料金改定が始まる1月30日以降に当記事に追加として書いていきたいと思います。

それまでにも、出来る限りの情報をまとめていきたいと思っています。

 

精査方法

色々な見解がある中で、なんの根拠もない僕の個人的な意見だけを述べても、

説得力なんて皆無に等しいので、今回は以下の記事にも書いてある通り、

ハイタク協会や国土交通省が出しているタクシー関係の資料をフル活用して調べていきます。

タクシードライバーの平均年収と月収・日給・時給のイメージを徹底的に書いてみた。

それ以外に必要な資料に関しては、僕個人で統計を取ってみました。

統計学の基盤としては、1000の事例があれば均す事が出来るそうなので僕が出す数字に関しては、

1000以上の例を踏まえたうえでの数字を活用していきます。

詳しい数字の計算方法などについては主旨がずれるので説明していきませんが、

・1000乗務に対する1.05キロ以下の営業回数と730円と410円の差額分

=83回、320円

・1000乗務に対する1.6キロ以下1,05キロ以上の営業回数と平均差額料金

=136回、160円

・1000乗務に対する6.5キロ以上の営業回数と差額の平均予想

=244回:約200円

・以上の数字を東京タクシードライバーの平均営業回数である33回に均した数字

=下記参照

・改定後と改定前の1キロあたりにおける料金の違い。

=26円

・一分間における改定後と改定前の待ち時間のメーター上昇スピード

=改定後の方が1分あたり3秒ほど高い

こんな事を地道にコツコツと調べてみた結果、色々な事がわかったので、

実際にシェアをしていきます。

タクシー料金改定後と料金改定前の違い予想。

 

※公的なデータを使用し計算しましたが、あくまで予想です。

※2加算合計に関しては、下記のグラフを%もとに作成しました。

結果的に言うと、

改定前の平均売り上げが49500円

改定後の予想が49543円

という予想外の結果になりました。個人的にはもっと大きな開きになるから改定をしたのかと思いましたので…

『超正確な統計だ!』

という訳ではないにせよ、平均ベースとしては大きく変わらないという事がわかっただけでも調べて良かったです。

ただ、ここで一つの疑問が残ります。

それは…

そもそも、何故こんな面倒な改定に踏み切ったのか?

 

改定するにせよ、改定しないにせよ、あまり変わらないのであれば、

業界として今回の改定を行う意味がない訳です。

むしろ、今回の改定を不安に思い、辞職をする従業員も出てくるかもしれない事を考えると、業界にとってはリスクしかないと思います。

では何故、タクシー業界はこのような改定に踏み切ったのでしょうか?

そこにあるのは、

タクシー文化をより広く根付かせるための戦略なのではないかと思っています。

 

料金改定によって、お客様の流れはどうなっていくのか?

それでは早速、具体的な理由を説明していきたいと思います。

まずは超オーソドックスな理由というか、お客様目線に立つ事から考えていきます。

改革が起こるときは、自分自身の不安ばかり考えてしまうドライバーも少なくないのですが、

それは本質からずれていると僕は思います。重要なのは、その改革がお客様にとって喜ばれるかどうか?

という点で見ていくことだと思います。

410円になったからと言って、嫌がるお客様はいない。

僕が基本的に大丈夫だと思っている大きな理由はここにあります。

つまり、この制度になったからと言って

〖お客様が減るという事はありえません〗

そして、大きな打撃を受けずに、

〖いままではタクシーが高かったけど乗ってみよう〗

というお客様と獲得する事が出来るという点ではメリットの方が強い改定であると考えます。

普段使っていた人はさらに使うし、今まで使っていなかった人も使う様になるという利点があるという事が考えられると思います。

しかし、

「おいおい、ちょっと待てよ。乗務距離が長くなれば料金が高くなる様な改定なんだから、長距離のお客は減るんじゃないのか?」

と思う方もいるかもしれませんが、それは考えにくいです。

何故なら、長距離を移動する方というのは、

時間>お金

の価値観の方が殆どなので、例え今まで1万円だったところが1万500円になった所で、

移動手段を変える事は考えにくいと思っています。

410円効果で一度でも使って頂ける事ができれば、さらに使ってくれるようになる。

そして、今回の改定の肝はここにあると思っています。

タクシーってなんかすごい高いイメージあるじゃないですか?

だからあまり使わない方々もいる訳です。

しかし、乗った事がある方々ならわかると思うのですが、

タクシーは交通手段の中でもダントツで快適だという事がわかります。

人間は基本的に快適な事を求め続ける生き物なので、

一度使ってくれればタクシーの魅力に気づき、最初は低単価のお客様でも高単価顧客になってくれるという事も起こります。

そのきっかけとして、今回の改定はタクシーファンを増やすためにはうってつけの改定だと僕は思いました。

つまり、いままでよりも市場がでかくなるってことですね。

という事は、もちろん我々ドライバーも稼ぎやすくなっていくと思います。

頑固者が多いタクシー業界の事業者が反対意見から続々と賛成意見となった

元々、僕としてはこの改定の話が出た時に…

「話は出ているけど、改定はされないだろうな。」

と感じていました。

何故なら曲者が多い業界だし、改定を行うにしても一筋縄では行かないと思っていました。

案の定、最初の内は反対意見も多かったらしく、これは無理かもな~という流れでした。

そんな折、新橋駅でテスト的に410円乗務を始める流れになったのですが、

このテスト以降、反対意見の方々も続々と賛成意見になったようです。

それほど、このテストの効果が優秀だったのでしょうね…笑 

まー、僕としては自分で調べてみないと気が済まないたちなので、調べてしまいましたが、

個人的に調べても、この改定はメリットの方が大きいと予想します。

 今回の改定において、本当の意味で危機感を感じているのはバスの運転手

今回の改定において一番打撃を受けるのはバスの運転手なのではないかと思っています。

バスの平均利用キロ数は4停留所。キロ数に直すと1.4キロです。

例えば、2人で行動をしていたとして、少し離れたところに行きたいけど歩くのは厳しいから何かの交通手段を使うとして、

いままではバスだった人間が、タクシー料金が410円に改定されればタクシーに流れてくるのは明らかです。

だって、

料金を2人で割れば、バスよりも早いし、待たなくていいし、快適だし、しかも安いのですから。

なので、今回の改定はタクシー以外の交通手段を使っているお客を獲得する為の改定だという事がわかってきたと思います。

結論:まだ何とも言えないがメリットの方が大きいと判断。

この改定が出た時、正直に話を言えばちょっと売上落ちるかもなー。

とか思っていましたが、そんな事は無いようです。

実際に数字に直してみると非常に腑に落ちますね^^

怖がるぐらいなら、しっかりと自分の売り上げの出し方を洗練させてガンガン給与をもらう事に集中した方が、

よっぽどいいなと思いました!

また、実際に改定がされてからどうなっていくのか?という事の1月30日の改定後に追って書いていきたいと思います。

いまからわかるのはこのぐらいです^^

それではまた!

 

追記2017年2月25日

 

改定後の数字を明記します。

結果、実車率25%アップ

一台当たりの売上1000円アップ

だそうです。

ファンが根付くまでは、もしかしたらマイナスになるのかな?

なんて思っていたけど、意外と早く効果が出ましたね^^

ABOUTこの記事をかいた人

TAXILABO

タクシードライバー専門の転職コンサルタントです^^ 主に東京都内23区の紹介先を得意としていて、東京での優良な会社選びに関しては幾分かの自信があります。自身の経験とタクシー業界のイメージアップに少しでも貢献したいという思いから、良い会社以外は紹介しないというポリシーを持って仕事をしています。条件や会社の雰囲気、管理職の人柄まで視野に入れて貴方にぴったりのタクシー会社を紹介できます。