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とにかく、客を乗せられなければ始まらない
東京都内でタクシー運転手をする場合、
「客が一人もいない」なんて事は考えられない事です。
東京都内、とくに都心部では日頃からタクシーがバンバン使用されています。
でも何故、タクシー運転手によって、乗せられる客数に違いが出てくるのでしょうか?
答えは簡単、
「仕事の効率が違うから」
これだけです。
貴方は客数を乗せる為に、効率的な仕事の仕方を知っていますか?
知らないのであれば、ぜひこの記事を見て下さい。
そうすれば、稼げる人と稼げない人の稼ぎ方の差と、客数を上げる為の具体的な方法がわかると思います。
稼げない人と稼げる人の仕事の違い
稼げる人と稼げない人の差は、日報を見れば殆どわかります。
(日報と言うのは、その人がその日に何処でお客様を乗せて、どこまで行って、いくらの売上になったかがわかる資料。)
稼げない人は、1組の客を乗っけるのに1時間もしくはそれ以上かかっている人もいます。
逆に、稼げる人は、1組の客を乗っけるのに15分程で乗っけています。
何故この様な差が出るのかを、解りやすく説明したいと思います。
まず、客数が上がらないケースから。
売上の上がらない人に共通して見られるポイントの1つに、
「いつも同じ場所でお客様を乗せている」
という共通するポイントがあります。
何故、同じ場所なのかはそれぞれに理由があると思うのですが、
これは本当に良くない事です。
客数の上がらない人達の仕事パターンは殆ど、
- いつも通り「いつもの場所」に行く
- お客様を乗っける
- いつもの場所に戻る
- お客様を乗っける
このような感じです。
いつもの場所や得意な場所を作る事が悪いとは言いませんが、
一番駄目なのは、お客様を下ろした後の動きです。
何故駄目なのかと言うと、戻るのに無駄な時間がかかってしまうからです。
例えば、1つの場所でしか仕事ができない運転手が、30分かけて仕事をしたとします。
そうすると、戻るのにまた30分掛かります。
30分したら元の場所には戻れますが、それからまたお客さまを待つのに30分かかったとします。
この仕事のやり方だと、1つの仕事をしてから次の仕事まで、知らぬ間に1時間が経過しているのです。
限られた時間の中で、1時間に一回しか仕事が出来ないというのは致命的です。
客数も呆れるほど悪い事でしょう。
次に、客数が上がるケースを見てみましょう。
客数を多く上げる人の共通のポイントは、客数を上げれない人とは全く逆で、
「どの場所でも仕事が出来る」
という共通のポイントがあります。
客数が多い人の仕事の仕方はこんな感じです。
- 出勤をしてから、一番近い仕事場所に行く
- お客様を乗っけて目的地へ向かう
- 目的地から一番近い仕事場所を運転中に考える
- お客様を下ろしたら、その場所に行く
- お客様を乗っける
あとは、2~4の作業の繰り返し。これが仕事ができる人の基本的な仕事のやり方です。
このように、どれだけ速く仕事の場所に戻れるのか?
という事を常に降ろした場所から一番近い仕事先はどこか?を意識をしながらやっているから効率がよくなります。
こうやって文章にすると簡単なカラクリですが、これ自体も出来ない運転手は凄く多いです。
出来ない人は愚痴ばかり、出来る人はどこにお客がいるのかを考える。
たったこれだけの差で、給料が20万以上も違ってきたりします。
逆に言えば、これさえ出来れば月収50万なんてのは比較的簡単に貰えるようになります。
これって、他の業界で月収50万貰うより遥かに簡単だと思いませんか?
ケースから見る、客数が上がる基本的な考え方
客数を上げるのに重要な考えは2つ、
- 『仕事場所を制限しない』
- 『客が多い場所で仕事をする』
この2つです。この2つを意識して行う事によって、
- 仕事場所を制限しない事によって、戻る時間が少なくなるので効率が上がる。
- 客が多い場所で仕事をするから、お客の回転が速くなるので待つ時間が減る。
こういったお得な事が起こり、結果的に全体の効率がよくなり、
売上が上がって来るのです。
自分の得意なエリアを持つのは良い事ですが、それに固執して他のエリアで仕事をしなくなってしまうと、
非常に効率の悪い仕事しか出来なくなってしまうという事ですね…
タクシーを楽にやりたいのであれば、如何に効率的に仕事が出来るかが勝負となってきます。
そのために、最初は億劫かもしれませんが、
覚えておかなければならない具体的なステップがありますので伝えていきたいと思います。
客数を上げる為の基本的な3つのステップ
客数を上げる為に覚えておくべき3つのステップです。
タクシー運転手をして当たり前な事もありますが、その当たり前なことすら出来ない人が多いのも事実です。
タクシーで楽に簡単に50万円もらう為に、これぐらいの事ははじめの内に覚えてしまいましょう。
基本ステップ1:道を覚える
こちらについてですが、文字の通りです。
タクシー運転手になるためには地理試験というモノを受けて資格をとれますが、
実際に道を走るとちんぷんかんぷんになります。
テストという紙の上で理解をしていたとしても、実際に走ってみると全然違います。
しかし、タクシー運転手になる以上、道のプロにならなければ行けません。
なので最初は勇気をもって色んな所を走って道を覚える事です。
一度憶えていまえばそうそう忘れるものではないので、序盤にしっかりと覚えるように心掛けましょう。あとはナビに頼るというのも良い案です。
ちなみに私はナビを使いまくって道を覚えていきました。笑
まずは都内を走りまくる!そして道を覚える!!
それが月収50万までの第一ステップです。
基本ステップ2:客がいる道と時間帯を覚える
そしてそこから派生してくる第二ステップがこちら。
色々なところを走っていると、
「あれ?ここ前にもお客さんが乗ったな・・」
「この時間のこの道にはお客さんが沢山いるな・・」
といった、乗車するポイントがわかってきます。
こういった事がわかってくると、売上を出すコツのようなものが徐々にわかってくると思います。
あとは、どれだけそのポイントを知っているかが勝負になってくるのですが、それは経験がモノを言います。
兎に角、そういったポイントを意識しながら走る事!!それが大事です。
基本ステップ3:付け待ちの仕方を覚える
「付け待ち」
これは、俗にいう停車をしながらお客さんを待っている状態です。
都内を走っていると、沢山のタクシーがあらゆる所で付け待ちをしているのを発見すると思います。
もしも貴方がタクシーをする場合、この付け待ちをしないで売上を出すのは相当きついと思います。
走りを覚えてきたら、いろんな所に付け待ちをするべきです。
目指すべきは、付け待ちをして平均10分前後でお客様が乗ってくる場所を都内の地域別に3つは持っているという状況です。
それを知っていれば、都内のどこに行ってもお客さんを乗せれる。という状況が出来ますので売上がとても安定してきます。
ここまで道とポイントを知ってくれば月収50万は簡単に出せると思います。
最初はこんなに上手くは行かないと思いますので、一勤務につき1スポット新しい付け待ちを試してみる。そういった努力いずれ結ばれてきます。
一番駄目なのは、自分の専門のエリアを作ってしまうということです。
色々な所を積極的に走って付け待ちをして、仕事の幅を広げていきましょう。
商圏は自分のエリアでは無く、東京23区全て。(全てとは言わずとも5区ぐらいは欲しい)
それを目指して頑張りましょう。
タクシーの基本まとめ
仕事の仕方をもう一度まとめると、
車庫を出る
↓
①お客さんが集まってそうな場所に向かう(繁華街など。)
↓
②途中でお客さんを乗せる
↓
③お客さんを下ろす
↓
④その位置から一番近い付け待ちのポイントに向かう
↓
⑤付けまちポイントで乗せるor付け待ちポイントに向かっている最中に乗せる
↓
③~⑤を繰り返す。
タクシーの業務はこれの繰り返しです。
お客様をおろした後に、如何に効率よくお客様を拾えるかの連続です。
だからこそ、
道は知って置いたほうが良いし、
付け待ちのポイントを沢山知っていた方が有利だし、
どの道を通って走ればお客さんがいるのかを知っていると有利です。
お客さんは何処で乗ってくるか分かりません。
だからこそ、常にお客様が乗る確率が高くなりそうな仕事をする事。
そうすることによって、仕事の効率が変わってきます。
お客様を降ろした場所から、自分の得意な場所に行くのに30分かかるのと、
5分かかるのとでは、一日同じ事をしていても売上が変わって来るのは当然です。
なので、まずは東京都という街を覚えて、仕事の効率と確率を上げる事。
効率を上げるためには、
・東京都内の道を覚えること。
・お客様が乗ってくるポイントを1つでも多く知っておくこと。
これを抑えなければいけません。
以上が、客数を乗せる為の基本的な考え方と基本的なステップとなります。
これをする事によってある程度の給料は貰えるようになると思います。
最初の一ヶ月はこれをマスターすることに徹して頂きたいですね。
で、次が単価を上げるために必要なステップです。
売上の公式は、客数×単価です。
この記事では客数について書きましたので、次回は単価の上げ方について書こうと思います。
ステップ1:各街の特徴を把握する
ステップ2:時間帯の特徴を把握する
ステップ3:人を選ぶ
これが出来るようになれば必ず月収50万円以上は稼げるようになります。
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