今回は、タクシーの初心者がいち早く稼いでいくための方法をお伝えしていきますが、このスキルを身につけることができれば、
・時給に換算して2,500円以上
・月収にすると50万円以上
・年収にすれば600万円以上
を稼いでいくことも十分可能になります。
そのために身につけていただきたいスキルが、こちらの画像の「行った先営業」です。
今回は、タクシーの初心者がいち早く稼いでいくための方法をお伝えしていきますが、このスキルを身につけることができれば、
・時給に換算して2,500円以上
・月収にすると50万円以上
・年収にすれば600万円以上
を稼いでいくことも十分可能になります。
そのために身につけていただきたいスキルが、こちらの画像の「行った先営業」です。
この画像にもあるように、行った先営業とは、
「お客様を降ろした場所でまた新たにお客様を乗せ、無駄なく東京都内の繁華街を立ち回る営業方法」
のことです。
お客様が次から次へと乗車してくるようなイメージです。
逆に、行った先営業ができないと・・・・。
こちらの画像のように、一つの拠点(得意な地域)を持ち、別の場所でお客様を降ろした後、また自分の拠点に戻ってから営業をするので、
「拠点に帰る時間が大きなロスになってしまう」
といった営業になってしまいます。
これを「拠点営業」と言うのですが、この方法では、行った先営業のように、月収50万円以上を稼いでいくのはかなり難しいです。
・時給を2,500円に上げ、少ない労力で月収50万円を稼ぐのか。
もしくは、
・時給1,000円で、2ヶ月かけて50万円を稼ぐのか。
どちらが良いかと考えれば、おそらく迷うことはないかと思います。
もしもあなたのお考えが前者であれば、ぜひこの記事でお伝えするスキルをいち早く身につけていただければ幸いです。
まず超えるべき1つ目の壁は、精神的なダメージの大きい「道の壁」です。
タクシーが嫌になって辞めてしまう人の多くは、この「道の壁」でトラウマを抱えてしまい、挫折してしまうパターンがほとんどを占めます。
タクシーはお客様を目的地まで送り届けることが仕事ですから、もちろん道を知っていなくてはいけません。
お客様もそのつもりで乗車をされますから、道をなかなか覚えられないと、以下のような負の連鎖が起きます。
1.道を間違える
2.お客様から怒られる
3.精神的なダメージを受ける
4.その場所で営業するのが怖くなる
5.営業範囲が狭くなる(自分の好きなところでしか営業しない)
6.売上が上がらない
7.給料が下がる
8.タクシーを辞めたくなってしまう
このように、お客様からクレームをもらったり、その場所で営業をするのが怖くなったりして、だんだんとタクシーの仕事が嫌になってしまう可能性があります。
「初心者の頃は誰もが道が分からないんだから、これはどうしようもないだろう。」
もしかしたらあなたは、このような疑問をお持ちになられたかもしれません。
しかし、この「精神的なダメージの大きい道の壁」は、決して誰もが通らなければいけない試練ではありません。
あることを心がけることによって、道が分からない初心者の頃でも、トラウマを抱えずに営業を行っていくことが可能になります。
タクシーを始めた頃から、全ての道を知っているドライバーはいません。
しかし、その中でも「うまく売上を出し続ける人」と、「ほとんど売上を出せないままタクシーを挫折してしまう人」の2種類に分かれてしまいます。
この差はいったい何なのでしょうか?
それは、「テクニックの差」でも、「運転スキルの差」でも、でもありません。
そうではなく、
「どのような接客をしているかの差」
です。
状況別に、良い接客についてご紹介します。
まずは、自分が初心者であることをお客様に伝えるときの言い回しです。
良くない例は、このような言い回しです。
・「新人なので道を教えてください!」
これでは、すごく自分勝手な感じがして、ほとんどのお客様は不快感を抱いてしまいます。
良い例は、このような言い回しです。
・「申し訳御座いません。新人なのですが、安全運転でお送りいたしますので道を教えていただけますでしょうか?」
・「申し訳御座いません。初めて来た場所なので道を教えていただけますでしょうか?」
どちらも、正直に新人で道がわからないことを誠実に伝えながらも、しっかり送りたいという誠意も感じ取れるかと思います。
たとえ初心者であっても、それを隠すことなく堂々と誠実に伝えることで、お客様から怒られたりクレームをもらったりするリスクを最小限に抑えることができます。
続いて、お客様の目的地への行き方が分からないときに、お客様から道を教えてもらえる言い回しについてです。
まずは良くない言い回しの例です。
・「この辺りの道は詳しくないので教えていただけますか?」
この言い回しでは、道が分からないことに対して一切悪気を感じてないように思えますし、それを正当化しているようにさえ思えます。
続いて、良い言い回しの例です。
・「この辺りの道に疎いのですが、抜け道(近道)や、お客様がいつも使うルートがあれば教えていただけますか?」
こちらの言い回しは、道が分からないことを誠実に伝えつつ、「お客様にとって一番良いルートで走行したい」という意思を伝えていると感じれられます。
このようにお伝えできれば、お客様に対して、「このドライバーは頑張ろうとしている」という思いを伝えることができます。
道が分からないときは、ナビを使用することが効果的ですが、かと言って無断で使ってしまうのは、お客様に不快な思いを感じさせてしまう場合もあります。
嫌な思いをさせないためにも、
・最短のルートをすぐにお調べしますので、ナビを設定させて頂いてもよろしいでしょうか?
・渋滞情報をお調べしますので、ナビを設定させて頂いてもよろしいでしょうか?
とお伝えしてから使用するのが効果的です。
無断でいきなりナビを使い始めたり、「道がわからないのでナビを使ってもよろしいでしょうか?」と突然言われたりしたら、お客様は「なんでタクシードライバーなのに道が分からないんだよ」と感じてしまうかもしれません。
ナビを活用する際も、必ずお客様に一言を添えてから使用するようにしましょう。
このように、初心者であることを隠すのではなく、それを堂々と誠実に打ち明けることで、逆にお客様から好感を抱いてもらえることもよくあります。
つまり、初心者であることは全く恥ずかしいことではありません。
自分の接客次第で、逆にそれを強みにすることもできるのです。
あなたも自分事として考えていただきたいのですが、もしもあなたが、
・道を全然知らない
・まったく笑顔がない
・横柄な態度をとっている
・いきなりタメ語を使ってくる
・車内が臭い
このようなタクシーに乗ったとしたら、どう思うでしょうか?
もしかしたら、すごく腹が立つかもしれませんし、そのドライバーに対して怒鳴りたくなるかもしれません。
逆に、
・初心者で道が分からないことを誠実に伝えてくる
・笑顔で対応をしてくれる
・腰が低い
・丁寧な言葉づかいをしてくれる
・車内が清潔に保たれている
このようなタクシーに乗ったとしたら、どうでしょうか?
たとえドライバーが初心者であれ、丁寧に道を教えてあげたくなることもあるのではないでしょうか。
つまり、タクシー初心者は、「道が分からないからクレームをもらう」のではありません。
そうではなくて、
「接客が良くないからクレームをもらってしまう」
ことがほとんどです。
道が分からないことは当然ですし、それを恥じる必要はまったくありません。
それよりも、初心者であることを誠実に伝えたり、丁寧な言葉づかいを意識したりすることで、たとえ道が分からなくても、お客様に助けてもらいながら営業をすることができるのです。
つまりは、よい接客を心がけることで、「精神的なダメージの大きい道の壁」は超えていくことができるということです。
道の壁を超えることができれば、どこに行っても不安を抱えることなく営業をすることが可能になります。
そうなれば営業範囲もどんどんと広がり、さらに売上を伸ばしていくこともできるようになりますね。
なぜなら、お客様に対する接客をマスターしており、道が分からなくてもお客様にそれをしっかりと伝え、道を教えてもらえるスキルが身についているからです。
1.初心者で道が分からないことをお客様に誠実に伝える接客を徹底する
2.お客様に道を教えてもらえるようになる
3.まったく知らない場所に行くのも怖くなくなる
4.その場所で乗せたお客様に堂々と道を聞くことができる
5.お客様に道を教えてもらい、その街の道を知ることができる
6.営業範囲が広がり、売上が上がる
7.売上が上がることで、給料もアップする
8.自信をもって営業をすることができ、タクシーの仕事が楽しくなる
9.さらに給料が上がっていく
*道の壁を超えることができれば、このような素晴らしい流れの中で仕事ができるようになります。
最初にもお伝えしたように、タクシーに挫折してしまう多くの人は、お客様に怒鳴られたりクレームをもらったりして、精神的なダメージをひどく受けてしまったことが原因です。
そうなってしまっては、その場所での営業や、お客様との会話が怖くなったりして、タクシーに対する恐怖を抱えたまま仕事をすることになってしまいます。
これでは売上を伸ばすことができないため、大きな収入を稼いでいくことも難しくなっていきます。
一方で、まずは接客を徹底して学び、お客様に気持ちよく道を教えていただけるスキルが身につけば、どこに行っても営業をすることができるようになります。
たとえ、初めてで道がまったく分からない場所でさえ、お客様に道を教えていただきながら、目的地までお送りすることができるのです。
つまり、まずは道の壁を超えてしまえば、タクシーを挫折する最も大きな原因である「精神的なダメージ」をほとんど受けずに、ストレスの少ない営業ができるということです。
結果として、営業範囲に伴って収入も上がっていきます。
まずは道の壁を突破して、稼ぐ土台をしっかりと築いていきましょう。
道の壁を超えることができたら、次に超えていただきたいのは、「街と時間の壁」です。
東京都内は人の動きが激しく、街の様子も時間によって大きく変化します。
それをあらかじめ理解しておくことで、
・「今は〇〇時だから、あの街に行けば高確率でお客様を乗せられる」
・「この場所はこれから人が少なくなるから、違う街に行こう」
といった予想ができるようになるため、無駄のない営業ができるようになっていきます。
無駄のない営業ができるということは、効率的に売上を上げられる(短い時間で大きな売上を上げられる)ということですので、労力を減らしながらも給料を上げていけるようになります。
ここでは、「東京都内の時間による街の状況の変化」についてご紹介していきますので、ぜひご参考ください。
朝の通勤ラッシュ時は、都心部よりも郊外にお客様が多い傾向にあります。
そのため、朝の通勤時間帯(7:00〜9:00くらい)は、こういった郊外から都心部へ向かうお客様を狙うと良いでしょう。
・電車が通っていないエリア
・バスしか走っていないエリア
などは、タクシーを使って都心(職場)に向かうサラリーマンの数が多くいるため、狙い目です。
昼間の時間帯は、タクシーで移動するサラリーマンを狙うイメージです。
サラリーマンが仕事で使うタクシーは、会社の経費になることが多いため、オフィス街では昼間でもタクシーの利用回数が多いのが特徴です。
また、オフィス街では、昼間の時間帯でも距離関係なしに乗ってくるお客様も多く、単価も高いことが多いため、狙い目です。
具体的な街名としては、以下のような場所が挙げられます。
・大手町
・日本橋
・新橋
・銀座
・浜松町
・品川
終電が終わった後(深夜1時〜5時くらい)は、飲み会が終わって終電を逃したお客様を狙うのがオススメです。
主要な駅とは、例えば、
・新宿
・渋谷
・有楽町
・東京
・六本木
・赤坂
などが挙げられます。
終電後は、このような主要駅から帰宅のために地方や郊外まで乗車されるお客様も増えるため、長距離の乗車が期待できる時間帯です。
また、深夜は、割増賃金が適用される時間帯ですので、その分単価も上がり、売上も伸ばしていくことが可能になります。
・この時間帯はどのエリアにお客様が多くいるか
・このエリアにはどういったお客様が多いか
街と時間の壁を超え、これらを瞬時に判断できるようになれば、労力をあまりかけずに売上を上げていくことが可能になります。
つまり、労力と売上を反比例させることができます。
なぜなら、「そこに行けば確実に売上を出すことができる」ということが分かっているため、売上を出すために悩むことが、だんだんと必要なくなっていくからです。
そうなれば、
「休む時間も増え、かつ収入も上がっていく」
という理想的な状態を作っていくこともできます。
長い時間をかけて売上を上げるのではなく、より短い時間でより多くの売上を上げていく。
街と時間の壁を超えることはこのように、突き詰めていくと、良いことしかありません。
そうなれば必然的に、稼げる給料も多くなっていきます。
「道の壁」、そして「立ち回りの壁」を超えることができたら、最後はいよいよ「テクニックの壁」です。
テクニックを極めていくことができれば、歩合制であるタクシーのメリットを存分に生かして、収入を爆発的に上げていくことも可能になります。
ただし、ここで注意していただきたいのは、
『テクニックの壁に入る前に、「道の壁」と「立ち回りの壁」を超え、それらを土台にしておく必要がある』
ということです。
いくら最初にテクニックを理解していたとしても、この2つが土台となっていなければ、そのテクニックはあまり意味を成しません。
というよりも、テクニックをつける段階に入る前に、タクシーを挫折してしまう可能性が高くなります。
結果的に、テクニックの壁を超えていくことは非常に難しくなっていくということです。
逆に言えば、「道の壁」と「立ち回りの壁」を超え、このスキルがしっかりと土台になっていれば、ここでつけたテクニックは、その後月収50万、60万をも可能にする大きな力になってくれます。
タクシードライバーとして稼いでいくために、最後の壁である「テクニックの壁」を超えていきましょう。
まず初めに、流し営業のテクニックについてご紹介します。
流し営業とは、道路を走行しながらお客様を見つけることをいいます。
この流し営業で有効なテクニックは、主に以下の5つです。
・複数車線ではキープレフト(常に左側を走行する)
→右側ではお客様を乗せることができない
・信号待ちは必ず左車線の先頭で止まる
→ここが最も大事な乗車テクニック
・ゆっくり走行する
→路地から出てくるお客様に気づけたり、すぐに止まることができるため、お客様を乗せやすい
・アイコンタクトをとる
→他に空車のタクシーがあっても、こちらに乗ってくれる可能性が上がる
・空車時に右折はしない
→右折をしてもお客様を乗せられず、かつ事故のリスクが高まる
これらは基本的なテクニックですが、実は意外とできていないドライバーは多いです。つまり、これらがしっかりとできるだけで、他のドライバーを差し置いて売上を出すことも可能です。
続いてご紹介するのが、付け待ちの際のテクニックです。
付け待ちとは、ある特定の場所で停車をし、お客様が乗車されるのを待つことをいいます。
付け待ちのテクニックについては、以下の3つをご紹介します。
・ブレーキランプの法則を使う
→付け待ちをしている最後尾のタクシーがブレーキを踏んでいるのか、パーキングに入れているのかで、その乗り場の回転スピードが分かる
・個人タクシーの数を確認する→個人タクシーの動くをよく見る
・損切りの速さを意識する→付け待ちをしてから15分以内に乗るかどうかが判断基準
これらのテクニックがこなせるようになれば、さらに収入を上げていくことが可能になります。こちらの関連記事にも、タクシーで稼いでいくためのテクニックについて細かく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
関連記事:
:空車時間を10分以内に収めるタクシーの稼ぎ方
:現役タクシードライバーが教える売上を安定させる方法
テクニックの壁を超え、さらに稼いでいる人は、一分一秒の使い方にまで強くこだわっています。
そのこだわりについて、タクサポアドバイザーの考え方を、ここで一つご紹介します。
1時間の売上目標を3千円に設定した場合、まず1,000円の売上を出すために必要な実車時間はおよそ7分、21分の実車時間で3千円の売上になる。
残りの39分をどう使うか・・。
1,000円のお客様を3組乗せるのであれば、1組に使っていい空車時間は13分、流し営業で13分使うのか、付け待ちで13分使うのか、この場合はどちらがよいか。
この時間のこのエリアは、流しでも十分お客様を乗せることができるから、今回は流しで13分を使い切ろう!
このように、
・今ある時間
・今いるエリア
・時間帯
などを考えて、その場その場で最善の答えを出せるよう一分一秒にこだわって、営業を行っています。
ここまで徹底しているタクシードライバーは、そう多くはありません。
つまり、ここまで考え抜くことができれば、他のドライバーの一歩先を行くことができるということです。
平日とは違い、土曜日や日曜日は、都心部よりもローカルでの買い物や食事、飲み会などに出ている人が多いこともあります。
そのため、土日に関しては、都心から離れた際はすぐさま都心に戻るより、行った先のローカルな場所で営業する方が、より効率良く稼げる場合があるのです。
または、土日には結婚式が行われることが多いため、
・表参道
・青山
・代官山
などの結婚式場の場所を押さえておくと、とても有利ですね。
関連記事:年収800万以上!タクサポアドバイザーの1乗務の成績が凄い…
こちらは、タクサポアドバイザーの、ある一日の常務の成績をご紹介した記事です。
大きな額を稼ぐ人はどのように考え、また、何を行っているのかが詳しく記載してありますので、ぜひ合わせてご覧ください。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ご紹介してきたように、タクシーで稼いでいくためには、
1.道の壁
2.街と時間の壁
3.テクニックの壁
この3つの壁を超えていく必要があります。
この3つの壁を超えることができれば、冒頭でご紹介した「行った先営業」ができるようになり、効率的に売上を上げていくことが可能になります。
「効率的に売上を上げていくことができる」ということは、言い換えれば、
「月収にして50万円以上、年収にして600万円以上稼いでいくことが可能になる」
ということです。
つまり、この記事のまとめとしてお伝えさせていただくと、タクシードライバーとして稼いでいくためには、
・3つの壁を超えること
そして、
・立ち回り営業を行えるようになること
が必要不可欠だということです。
これができれば、その後はさらに細かなテクニックが付いていきますし、収入もより上げていくことができるでしょう。
タクシーで稼いでいくために、この記事があなたにとっての参考になれば幸いです。
【東京タクシー業界に興味を持っている貴方へ】
・50万以上稼げるって聞くけど本当?
・17日間の休みがあるって本当?
・大手企業に入れば絶対に稼げるの?
・年齢は関係ないの?
・今の時期はやめた方が良い?
・どんな資格が必要なの?費用はどうするの?
・事故などのリスクは?
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