東京という大都会をタクシードライバー目線で徹底解説いたします。

東京駅や皇居などがある、「東京の中心」と言ってもいいエリアです。

さらには、日本最大のビジネス街として有名な「大手町」や「丸の内」があるのもこのエリアです。

タクシーの利用客のメインはビジネスマンです。

このエリアはタクシー利用客が最も多いと言われており、時間帯によってはタクシーが足りなくなるくらいお客様で溢れかえることがあるほどです。

また、このエリアには、ビジネス街以外にも「銀座」という街があります。

昼は高級志向のお買い物客がたくさんタクシーを利用してくれますし、
夜は高級クラブで接待をされた方々がタクシーで悠々と帰っていく街です。

「銀座を制すものはタクシーを制す」

と言っても過言ではないほど、稼いでいるタクシードライバーは銀座を知り尽くしています。

昼も夜も銀座のタクシー利用客はまさに「大金持ち」です。笑

六本木、赤坂、新橋、表参道、渋谷と、このエリアにも、ビジネス、ショッピング、接待などなど、1日中忙しい街です。

昼間はビジネスマンと買い物客を狙い、夜は飲み客を狙うといったように、昼と夜では全く違う顔を見せる街です。

また、六本木や表参道は土日には結婚式やホテルでのイベントなどが多いので、平日以外でもお客様がいます。

さらに、六本木は「眠らない街」と言われるように、朝方まで飲んでいる人などでタクシー利用客はたくさんいるのですが、その分、泥酔客の対応がすごく難しいので、この時間帯の六本木は、ある程度の経験値が必要です。

赤坂は少し銀座に似ているところがあり、接待で使われるお店も多い街です。

かの有名な博報堂がある街なので、昼でもビジネスマンのお客様がたくさんいます。

新橋はよくテレビでも、「新橋のサラリーマン」が報道されていますね。

新橋といえばサラリーマンの街であり、遅くまでお酒を飲んでいる人も多く、夜でもサラリーマンでごった返しています。

渋谷駅付近も常に人で溢れかえっているので、タクシーの利用客もめちゃめちゃいます。

このように、港区、渋谷区は、1日中お客様がたくさんいるエリアです。

タクシー慣れしてる人も多いので、お客様から抜け道や近道を教えていただくこともよくあります。

新宿はとても複雑なエリアです。

東側と西側では全く違う雰囲気があり、昼と夜でも全く違う街になってしまいます。

西側はオフィス街、東側はショッピングと飲み屋街で、かの有名な「歌舞伎町」があるのはこのエリアです。

東京のタクシードライバーの中には、新宿のみで営業をしているというドライバーがいるくらい、タクシーを使うお客様がたくさんいるエリアです。

しかし残念なことに、タクシー利用客のクレームが一番多いのがこのエリアだと言われているのも事実です。

接客にもコツがいるので、道を覚えるよりも先に接客術を覚えた方が良いかもしれません。

中には新宿でお客様とのトラブルなどで嫌な思いをしてしまい、もう新宿には行きたくないといドライバーもいるほどです・・。

しかし、そうなってしまうと、営業エリアを自分で狭めることになるので、単純に売上が下がってしまいます。

売上を上げられないドライバーさんに共通して言えることは「街の好き嫌いをしてしまう」ことです。

新宿は難しい街ですが、逆にこの街さえ攻略してしまえば、もうどこに行っても恐れることはなくなると思います。

都心部からは離れた、住宅の多いエリアになります。

このエリアのみで営業をするドライバーさんもいますが、こういったドライバーさんの働き方は、「地域密着型営業」といったイメージです。

都心まで行くお客様を乗せればラッキーですが、基本は近場のお客様が多いので、細かく数をこなす稼ぎ方です。

また、飲み屋さんや商店街などもあるので飲み客もいますが、多くの方は近くに住んでる方が多いので、昼も夜も長距離のお客様は少ない方です。

ただ、郊外にももちろんメリットはあって、それは

「お客様が優しい方が多いこと」

です。

大手町や丸の内のように急いでいるお客様が少ないので、のんびりとタクシーがしたいという方にはぴったりのエリアになります。