現役タクシードライバーが教える売上を安定させる方法

売上報告ブログのルール

タクシードライバーコンサルタントの藤野です。

この売上報告ブログでは

タクシードライバーという仕事を「正攻法でも稼げる」というのを前提とした営業記録を公開していきます。
では、その正攻法とは何か?

ルール1

走行距離、営業時間の遵守。
→走行距離の制限は365キロ以内(一部高速を除く)、休憩時間は3時間を営業時間の中で分割して取る。
(帰庫間際の時間調整をしない、つけ待ちの時間を休憩時間として加算しない。)

ルール2

旅客の利便の最優先。
→売上をあげるため、時間効率を高めるために高速道路を無理やり提案している
タクシードライバーもいます。
サービス業である以上、そんなことしていたら自動運転にあっという間に仕事奪われます。

お客様は

急いでるのか?
それともドアtoドアの快適さを求めてタクシーを利用で高速乗るべきかどうかで
経路は変わってきます。

無理のある高速提案はしません。
あくまで顧客目線の営業を心掛けます。
以上を踏まえての営業記録となります。
(※ルールは追加、削除する場合があります。)
ですから、数字だけで言えば7万~8万くらいの上の中くらいの売上となりますので、悪しからず。

2018年12月19日(水)の営業結果87,630円

9:00~5:39
営業回数       36回
売上         87,630円(税込)
総走行距離      275.1キロ
実車率        67.18%

9:00~14:00                           8回17,550円
14:00~19:00                           11回14,030円
19:00~24:00                           12回29,700円
24:00~5:39                            6回26,350円

休憩時間/休憩場所

11:23~12:24/板橋区蓮根2

17:00~18:01/新宿区新宿1

22:18~23:21/中央区新川2

渋滞や無線待機などで時間効率下がったとしても8万以上達成できました。
深夜には空車不足が至るところで発生。
すっかり年末モードですね。

この時期はテクニックだ、観察力だと言わなくても
至るところにお客様がいるので、売上は安定しやすいものです。

しかし、この忙しさに慣れてしまうと
1月に入ってからタクシー需要が平時に戻ったギャップについていけず
売上が低迷してしまったり、長距離頼みの運での営業になってしまうドライバーがいます。

今回はそう言った状況に陥らないようにするために

1月の閑散期などでも売上を安定させる方法をいくつかご紹介させて頂きます。

目標設定を明確にする。

なんと言ってもこれ。

どのドライバーも1日の目標設定は設けているのですが、

僕が推奨するのは、1時間ごとの目標設定です。

1日の目標設定と1時間ごとの目標設定の違いとは?

1日の目標設定はゴール

1日の目標設定はゴールです。

それに対して
1時間ごとの目標設定というのは自分が達成したいという売上(ゴール)へ導いてくれる
道しるべのようなものです。

言い換えると歩合の仕事で売上を安定させるというのは
前後左右の分からない砂漠でゴールへ走っていくのと同じです。

だから迷わないようにするために道しるべ(1時間ごとの目標設定)が必要なのです。
実際、僕自身や僕が指導させて頂いたドライバーは

1日の目標設定から1時間ごとの目標設定にしたことで目標達成率は飛躍的にあがった

万が一達成できなかったとしても目標から誤差1万以内に着地出来るようになった、

乗務歴1ヶ月以内で会社の売上ランキングの上位にランクインした

と沢山のドライバーの方が1時間ごとの目標設定で成果を残しています。

お客様の良く乗る場所を増やす。

都内のベテランドライバーは お客様を乗せられる場所【引き出し】を何百か所も持っていると言われています。 その引き出しを増やせば増やすほど、 行った先でお客様を見つけられるようになり、 効率よく営業ができます。 つまり、空車の時間を削っていく=乗せたら乗せた分だけ売上があがるので、 数字が安定していくのです。 但し、お客様が良く乗る場所というのは 曜日、時間帯によって変化していくので、柔軟に対応する必要があります。

都内のベテランドライバーは

お客様を乗せられる場所【引き出し】を何百か所も持っていると言われています。
その引き出しを増やせば増やすほど、
行った先でお客様を見つけられるようになり、
効率よく営業ができます。

つまり、空車の時間を削っていく=乗せたら乗せた分だけ売上があがるので、
数字が安定していくのです。

但し、お客様が良く乗る場所というのは
曜日、時間帯によって変化していくので、柔軟に対応する必要があります。

ただ朝の通勤ラッシュの場合、

タクシーを通勤で使うお客様も都内にはいらっしゃるので、
朝は出庫時間を1分単位で合わせるようにしておくと
通勤ユーザーとのマッチングができ、
売上の安定に繋がっていきます。

お客様の良く乗る場所の発掘は
通勤ラッシュの時間帯がやりやすいでしょう。

都心五区で営業する

都心区

都心区とは(千代田、港、中央、新宿、渋谷)の5区こと。

https://www.sankei.com/economy/news/180628/prl1806280254-n1.htmlより引用

この5区には

主要ターミナル駅、

オフィスビル、

商業施設、

ホテル、

病院、

人口密度の高いタワーマンションが密集しています。

それこそ、前項の【お客様の良く乗る場所を増やす】を実践して行ける場所です。

実際にトップレベルのドライバーはこの5区を回遊魚のように行ったり来たりして売上を積み上げていきます。

道を覚える

タクシードライバーである以上、道を覚えることは必要不可欠ですが、

売上を安定させるという観点でも
1日でも早く道を覚えることで成長スピードを加速させることが出来ますし、

売上の安定をさせることにも結び付きます。

 

前項にもあった通りお客様の密集エリアは簡潔に言うと都心五区になっています。
もし、郊外へお客様をお送りした場合、

道を覚えていると最寄りの都心部までどのルートで帰ると最速で戻れるのか?

時間のロスを削りその分を営業の時間に割り当てることが出来るのです。

営業と休憩のメリハリをつける。

タクシーは約20時間の営業時間があり、
推奨としている休憩時間が3時間となっています。

会社によっては3時間未満で、
2時間もしくは2時間半は最低限確保しなくてはならない休憩時間として定めています。

ただ何時、どこで休憩をしなくてはいけないと定められていないこと、

給与形態が歩合給ということもあり、
仕事に慣れてくると休憩を軽視するドライバーが少なくありません。

例えば1日の目標設定までほぼノンストップで営業をし
帰庫間際に休憩時間を消化したり、

駅、空港等でお客様の待機を休憩としてカウントしたりなどです。

 

結果、ちゃんと身体が休めていないため、
惰性の仕事になってしまい数字に影響が出てきてしまうのです。

僕も以前は時間が惜しくて休憩時間を削っていました。
実質労働時間を増やしているので、休憩時間を削ることで数年は売上は上がりました。

けど何年もドライバーをやっていると蓄積疲労で夜中に睡魔に勝てなくなり、
深夜に何時間も寝てしまう。
結果として売上を下げてしまうという事態に陥ってしまいました。

最初から夜中にねてしまうなら、
身体が疲れる前に休めたり、
睡魔が来る前から仮眠をとっても同じことだと気付き
20時間の営業時間のうち3時間を休憩にあて
17時間をフル完走できるようなりました。

積極的な情報収集をする

コンサート情報、電車遅延情報、渋滞情報等ネットで情報収集をすることも可能ですが、

コンサート情報ならその終了時間、
電車遅延情報ならその影響により実際にどれくらいの人の移動に影響を及ぼしているのか?
タクシーを使う人はいるのか?
渋滞情報はアプリなどで渋滞表示出ていても
通過時間にどれくらいかかるのか?(高速道路は別として)

等々、最終的には人の目で実際に見てみないと規模感等は把握できません。

 

ドライバー仲間を作ることでリアルタイムで情報交換をし、
上記の問題を一括して解決できます。

具体的には渋滞を回避できたり
需要が集中しているところにピンポイントで仕事をしたり等。

 

僕がこの業界に入って一年以上知り合いも出来ず一人きりで仕事をしていました。
売上が中々上がらず一人で悩んでいたのですが、
SNS等で繋がったドライバーと情報交換をしながら営業することで、
自分一人では知り得なかった情報やノウハウを仕事をしながら学ぶことが出来ました。

また今では人様に仕事を教えられるレベルまで上達することができました。

今回はタクシードライバーをする上で、
売上を安定させる方法のごく一部の情報を書きました。

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稼げるのか?道は覚えられるのか?
等先行きに不安を感じる方、

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