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痒いところに手が届く!東京タクシーの営業で抱きやすいお悩みに応えます【その2】

今回は、走り方に関するお悩みについて、5つのご質問に回答していきたいと思います。

高い売上を出すために、また、ラクに稼げるようになるために欠かせない内容となっていますので、ぜひ今回も最後までご覧いただければと思います!

Q1、一気に休憩を取るのと、こまめに休憩を取るのはどちらが良いでしょうか?

タクシードライバーは、隔日勤務の場合は最低でも2時間以上の休憩をとることが義務付けられています。

ただ、これは最低ラインなので、疲れが溜まっている場合には無理せずもう少し長く休憩してもまったく問題ありません。

むしろ、疲れた状態で営業をして事故を起こすくらいなら、売上が多少下がっても休憩を取るべきです。

タクシーは、自分自身はもちろん、お客様の命を預かる仕事ですので、常になるべく万全の体調をキープして仕事をするようにしましょう。

では、万全の体調をキープするための休憩のとり方は、

・一気に長時間休んで、その後長時間営業するのが良いのか
・こまめに休んでこまめに休んでを繰り返すのが良いのか

どちらが良いのでしょうか?

パフォーマンスを最大化するならこまめな休憩がオススメ

タクサポ経由でタクシードライバーになったある方の例をご紹介します。

この方は、「高い集中力を保って営業できるのは約5時間くらい」だということを日々の営業の中で気づき、5時間ごとに以下のようなサイクルで休憩を挟んでいます。

一、30分で食事をし、
二、その後20分間仮眠して
三、10分間のストレッチをする。

人間は気づかぬ間に疲れが溜まってますので、この方はその疲れが最大化する前に、このような方法で体を休めています。

また、2の仮眠については、眠くなかったら無理に眠りにつこうとしなくても大丈夫です。

人は横になって目をつぶっているだけでも回復すると言われていますので、ポイントは、「脳と眼をしっかりと休ませてあげること」です。

これを繰り返すことで、常にパフォーマンスを最大化することができるとおっしゃっていました。

ちなみに、この方はこの方法で営業をし、毎回7万円以上の売上を出されています。

早く帰れるのであれば早く帰りましょう。

タクシードライバーの大きなメリットの一つは、「好きなときに帰れる」ということだと私は思っています。

好きな時に帰れるかは会社によって異なりますが、疲れがひどい場合には、さすがにどの会社でも帰宅を命じてくれます。

なので、もしも疲れがあまりにもひどく、寝ても寝ても回復しない場合には、早々と仕事を切り上げてサクッと帰るようにしましょう。

また、「タクシーは好きな時に帰れる」ということについて、私が実際にやっていた例をご紹介します。

それは、夜中の12時くらいを回ったくらいである程度の売上を出していたら、その時点で仕事を切り上げてサクッと帰るという方法です。

しっかりと売上を出してさえすれば、会社側にも文句は言われないので、私はいつも堂々と帰宅をしていました(笑)。

12時くらいに仕事を切り上げると、帰宅するのがだいたい1時過ぎ。そこから寝る準備をして実際に布団に入るのが2時くらい。

となると、普通のサラリーマンとあまり変わらない生活スタイルなのがお分かりでしょうか?

朝早くから働き、毎日終電ギリギリで帰ってくるというサラリーマンも多いですから、それとあまり変わらないですよね。

一つ違うところは、サラリーマンは次の日も朝から仕事に行く必要がありますが、タクシーは次の日は明けでお休みなので、休日をフルに使うことができるという点です。

ここまでくれば、タクシーの「稼げるし休日も多い」という最大のうまみを体感することができるようになります。

このように、効率よく売上を出せれば自由度もさらに増え、体力的にも本当にラクな仕事になりますので、その段階まで早くたどり着けるように、ぜひ頑張っていきましょう!

Q2、新宿エリアでロングが出やすい付け待ちポイントはどこですか?

「新宿でロング(高単価)が出やすいポイントはどこですか?」というご質問もよくいただくので、いくつかご紹介いたします。

歌舞伎町のど真ん中

まずは、日本一の繁華街・歌舞伎町のど真ん中です。

この場所は、夜から朝にかけて、ロングが引ける確率の高いエリアです。

ただし、注意点として覚えておいていただきたいのは、酔ったお客様が多いため、ロングが引ける代わりに、ハイリスク・ハイリターンであるということです。

「歌舞伎町での接客で精神的に病んでしまった・・」という人もいるくらいですので、そこはあらかじめ知っておくと良いでしょう。

ただ、タクシーは接客業であり、高い接客技術が身につけば、どんな場所でも、どんなお客様相手であっても、トラブルを回避することは十分できます。

歌舞伎町のような酔ったお客様が多い場所でさえ、接客さえうまく行えば、その対応は楽勝です。

私自身も、東京都内に知らない場所はたくさんありますが、たとえ道がわからなくても、お客様から「プロなのになんで道がわからねえんだよ」と怒られることはまずありません。

接客の善し悪しによって、タクシーを楽しめるか挫折するかが決まると言っても過言ではありませんので、ぜひ覚えておいてください。

【明治通り】伊勢丹向かい側(渋谷方面向き)

引用元:Google Map

続いてのポイントは、新宿伊勢丹前の渋谷方面(明治通り)です。

この場所からは、甲州街道も使えますし、首都高の初台や外苑乗り場まで行く人を乗せられたりもします。

飲み終わりの時間帯には、初台から中央道に乗って八王子方面まで帰宅する人などもいますので、ロングを狙いやすいポイントといえます。

【靖国通り】ヤマダ電気LABI前(西新宿方面)

引用元:Google Map

続いては、ヤマダ電気LABI前(西新宿方面)です。

こちらのポイントも、首都高初台乗り場の方向を向いており、首都高を使えた場合には、中央道で帰宅する人のロングを引ける可能性が高まります。

【新宿通り】アルタ前向かい側(西新宿方面)

引用元:Google Map

3つ目のポイントは、アルタ前向かい側(西新宿方面)です。

こちらのポイントも同じく、西新宿方向を向いていることで、首都高に乗るお客様を引ける可能性が高まります。

いずれのポイントも、飲み終わりの時間帯が狙い目です。

*新宿エリアでの詳しい稼ぎ方については、こちらの記事にかなり具体的にまとめてありますので、ぜひ合わせてご覧ください!

Q3、20時〜22時の時間帯がなかなか乗せられず、悩みどころです・・。

20時〜22時は、飲んでいる最中の人が多い時間帯ですので、なかなか乗せられないと悩むドライバーが多いです。

ただ、この時間帯は、サラリーマンなど一般の方は飲んでいる可能性の高い時間帯ですが、赤坂や銀座、新橋や六本木などのエリアで飲んでいる大御所(富裕層)は、この時間帯に飲み終わることが多いです。

なので、この20時〜22時の時間帯は、こういったお金持ちが多いエリアに行くことで、大御所の飲み終わりを乗せることができ、ロングを引ける確率が高まります。

20時〜22時がなかなか乗せられない・・とお悩みの方は、

・赤坂
・銀座
・新橋
・六本木

に行ってぜひ大御所を狙ってみましょう!

Q4、稼げる人がやっている特別なテクニックなどはありますか?

東京タクシーは、月収40万円くらいなら誰でも当たり前のように稼ぐことのできる仕事です。

もちろん頭を使って仕事をする必要はありますが、早い人では2ヶ月目くらいでこの給料を、半年くらいで月収50万以上を達成することも当たり前のようにあります。

ですが、実際にはもっともっと大きな額を稼いでいる人がいるのも事実です。

では、40万円という当たり前の額ではなく、それ以上を稼いでいる人は、普通の人にはない特別なテクニックがあるのでしょうか・・?

時間の使い方を一分一秒までこだわっている

例えば、一般的なドライバーであれば、

「この時間帯はあそこが人が多いから、ぐるぐるしてみよう」

とか、

「土曜の朝は繁華街の飲み終わりを狙おう」

など、ざっくりとした時間感覚で営業をすることが多いかと思います。

一方で、さらに大きな額を稼いでいるドライバーは、もっと細かく時間を計算して営業を行っています。

例えば、こんな感じです。

1時間の売上目標を3千円に設定した場合、まず1,000円の売上を出すために必要な実車時間はおよそ7分、21分の実車時間で3千円の売上になる。

残りの39分をどう使うか・・。

1,000円のお客様を3組乗せるのであれば、1組に使っていい空車時間は13分、流し営業で13分使うのか、付け待ちで13分使うのか、この場合はどちらがよいか。

この時間のこのエリアは、流しでも十分お客様を乗せることができるから、今回は流しで13分を使い切ろう!

このように、かなり細かくこだわっていることが分かるかと思います。

これはある程度経験をこなしてからできるようになるテクニックですが、とはいえ、長年タクシーをやっている人でも、ここまで徹底して細かく考えている人はそう多くはありません。

ざっくりとした時間配分ではなく、一瞬一瞬の時間で最善の答えが出せるようになると、他を圧倒する売上を出していくことが可能になります。

主要なエリアだけを狙おうとしない

確実に売上を出すためには、大手町や丸の内など、常に人がいるエリアを攻めていくのがめちゃくちゃ有効です。

人によっては、ある特定の地域だけで営業をして毎回高い売上を出している、という人もいるくらいです。

ですが、かといってそのエリアだけで営業をしていては、売上の限界がきてしまうかもしれませんし、あまり効率がよいとはいえません。

また、平日と土日で人のいるエリアは大きく変わるので、それによって営業を変えていくことも必要です。

稼げるドライバーというのは、主要なエリアだけを攻めるのではなく、あえてローカルな場所で営業を行うこともよくあります。

例えば、土曜日や日曜日は、都心部よりもローカルな場所での買い物や食事、飲み会などに出ている人が多いこともあります。

そのため、土日に関しては、都心から離れた際はすぐさま都心に戻るより、行った先のローカルな場所で営業する方が、より効率良く稼げる場合があるのです。

または、土日は結婚式が行われることが多いため、

表参道
青山
代官山

こういった場所にも人が多く集まり、二次会への移動やお店を変える際などに、タクシーを利用頻度が増します。

主要エリアだけでなく、ローカルな場所にも曜日や時間帯によっては人がたくさんいる場合があり、それを知っているドライバーは、あえてそのような場所を狙って売上を上げています。

ローカルな場所にはライバルタクシーも少ないことが多いですから、そういった意味でも、あえてローカルな場所を狙うというのはとても有効だといえます。

こちらも、さらに稼いでいる当たり前にようにドライバーがやっているテクニック(考え方)ですので、ぜひどんどんと盗んでいってください!

その他細かなテクニック集

その他にも、ちょっとした心がけで売上を上げることのできる細かなテクニックについて、いくつかご紹介いたします。

これらを徹底するだけでも、確実に売上を上げていくことができると思います。

複数車線では必ず左側を走る

→右車線を走っていたら、お客様がいても乗せることができません。

信号待ちは必ず左車線の先頭で止まる

→歩行者を乗せやすくなります(最も大事なテクニックの一つです)。

スピードを出しすぎない

→お客様がいることに気づいた時、すぐに止まることができます。

お客様とアイコンタクトをとる

→他に空車のタクシーがあっても、こちらに乗ってくれる可能性が高まります。

基本的に右折はしない(空車時)

→右折をしてもお客様を乗せられず、かつ、事故のリスクが高まり危険です。

 

こられはタクシードライバーとしての基本的なテクニックですが、とはいえ、こういったことを疎かにしているドライバーもまだまだたくさんいます。

そんな中で、もしもあなたがこれらを徹底的に極めていけば、それだけで、他のドライバーよりも売上を出すことも十分可能です。

神は細部に宿るという言葉があるように、タクシードライバーの売上も、細部に宿ります。

Q5、付け待ちは効率が悪い気がしてなかなかできません・・。

付け待ちをせず、流しでばかり営業をしている人に話を聞くと、決まって、

「待っているのはなんだか時間を無駄にしている気がして・・・」

や、

「仕事をしている気がしなくて・・・」

ということをおっしゃっています。

ただ、ここで一つ考えていただきたのは、タクシーは流すのが仕事なのでなく、お客様を乗せて目的地まで運ぶことが仕事です。

もしも都内を走り回ってお客様を乗せられないのなら、それは仕事をしているとはいえません。

逆に、全然流していないのに付け待ちだけでお客様をバンバン乗せられるのであれば、その人のほうが仕事をしているといえます。

一日中付け待ちをするのは論外ですが、ずっと流しているだけでは疲れてしまいますし、うまく付け待ちを活用することで、効率的に、そして体力を温存しながら売上を上げていくことができます。

付け待ちを活用することはむしろ売上アップに超重要です。

一日中街を走り回ってお客様を乗せ続けるのも素晴らしいですが、それだけだとやはり体力的にキツくなってくるかと思います。

そこで重要なのが、付け待ちをうまく活用することです。

そうすることで、体力を回復させながら、かつお客様を乗せて売上を上げていくことが可能になります。

もちろん、体力温存のためとはいえ、何も考えずにただ付け待ちをしてしまうと、「お客様が乗らずにただただ無駄に時間が過ぎ去る」ということにもなりかねません。

付け待ちをしながら疲れを取るのは良いことですが、その結果売上が出せなければ本末転倒です。

あくまでも、「付け待ちは売上を効率よく上げていくために行うもの」だということは忘れないようにしてください。

「付け待ちをするのは少し罪悪感がある・・」と考えてしまう方は、一日中走れる体力があったり、努力のできる器の大きさがあるのだと思います。

その精神力に加えて付け待ちのテクニックが身につけば、相乗効果でさらに売上を上げていくことができるはずです。

ここから、付け待ちをうまく活用するために、見るべきポイントについてご紹介します。

その付け待ちポイントの”回転率”は良いか?

初心者のドライバーによくありがちなのですが、「並んでるタクシーが少ないからお客様がどんどん乗るだろう!」と判断してしまうのは、かなり危険です。

例えば、並んでいるタクシーが少なくても、お客様の乗る間隔が長ければ、たとえ列の先頭で待っていてもなかなかお客様を乗せることはできません。

逆に、並んでいるタクシーの数は多くても、次から次へとお客様が乗っていく回転率の良い付け待ちポイントであれば、そっちの方が並ぶ価値はあるといえます。

タクシーは体力勝負ではなく、頭を使った頭脳的な仕事ですので、付け待ちをする際も、しっかりと考えることが大切です。

慣れないうちは、テスト的に付け待ちポイントに並んでみて、どのくらいの間隔でお客様が乗ってくるのかをテストすることもおすすめです。

慣れてくると、「この台数で、かつこの間隔でお客様が乗ってくるのなら、ここで待っておいた方がいいな」などといった判断ができるようになっていきます。

どの方向を向けば単価が上がりやすいか?

付け待ちをする際は、「どの方向を向いて待つか」というのも大事なポイントです。

例えば、都心から離れた郊外でお客様を降ろした場合、都心に向けて走り出すことで、その道中でお客様を拾いながらお客様の多い都心に戻ることができます。

また、深夜での営業中、近くに首都高乗り場があるのであれば、その方向に向いて走っていることで、首都高を使って帰宅する人を乗せられる可能性が高まります。

このように、走らせる向きはとても大切なのですが、それは付け待ちをする際も同様です。

慣れないうちはここまで気を配ることは難しいかもしれませんが、だんだんと東京全体の地理が分かってくると、付け待ちを使って面白いように売上を上げられるようになります。

その付け待ちポイントにはどんなタクシーが並んでいるか?

タクシーの台数やお客様の乗る間隔、付け待ちをする向きなどを見るのと同時に、「その付け待ち場所にはどんなタクシーが並んでいるか」もチェックすると良いです。

もしも個人タクシーや大手企業のタクシーがたくさん並んでいたら、そこは効率よくお客様を乗せられる場所といえるかもしれません。

なぜなら、個人タクシーになるには長年の経験や実績が必要ですし、かつその知識量はものすごいものがあるため、その人たち(個人タクシーの方)が付けているということは、そこは効果的な付け待ちポイントである可能性が高いからです。

まだ経験や知識は少ない段階でも、こうしたデキるドライバーの行っていることを真似することで、自分の売上も上げていけます。

デキるドライバーのスキルを盗むことは悪いことではなく、むしろどんどんとやっていくべきです!

お客様を乗せることはご自身の給料のためだけではなく、タクシーを使いたい多くの利用者を助けることにもつながりますので!

まとめ

今回は、タクシードライバーの方から実際に頂いた走り方のお悩みについて、回答してきました。

タクシーは、体力があれば稼げるわけではなく、しっかりと頭を使って考えながら仕事をしないと、なかなか稼げるようにはなりません。

仮に稼げたとしても、「その日はたまたま運が良かっただけ」という感じで、長く稼ぎ続けるようにはなりません。

お客様を乗せるのは運ではないので、この記事でご紹介したような細かなところまで気を配れるようになると、毎回の売上に底ブレがなくなります。

底ブレのない一度営業が身についてしまえば、毎回がむしゃらに頑張らなくても、当たり前のように売上を出せるようになり、その中で高単価のお客様を乗せられれば、さらに高い売上を出せるようになります。

このように、頭を使って営業をすることで、効率的に稼げるようになり、「めちゃくちゃラクだし楽しいし、しかも稼げる」という状態を作ることができます。

このような状態をいち早く作れるように、運に任せた営業ではなく、頭を使ってお客様の動きを考えた営業を心がけていきましょう。

私たちタクサポは、タクシードライバーになられた方にこうなっていただけるように、徹底したアフターサポートを行っています。

これからも、お悩みを解決する今回のような記事をたくさん作っていきますので、引き続き楽しみにしていてください!

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